HONKATATA I
shiga
July 26 , 2013
計画敷地は旗竿地。
しかし住宅がひしめく街中の旗竿地と違い、この計画地の南側は
田畑がのびのびと広がり、他の建物に閉鎖される事なく開放されています。
その敷地環境を活かし、とことん空間を外に向け、
生活を南側に開放するという事に徹底して計画されました。
アプローチとしての役割を持つ長い竿部分が、奥の木張りの玄関へと導きます。
プライベート的な意識をもって、内に一歩入るとそこには、外部に解放せれた大空間が広がります。
住まいの主要な大部分が、緑豊かな景色に溶け込んでいます。
ガラス面の廊下が上と下をつなげ、二階ロフト部は境界のない曖昧な領域となり
一つの空間としてまとまります。
中央の吹き抜け部分を中心とした、仕切りのない大空間です。
生活が緑の中に、緑が生活の中に入り込みます。
旗竿地だからこそ、外への開放にこだわりました。
結果、四季を通じて自然を肌で感じとれる気持ちのいいお宅となりました。