SAKAMOTO

shiga

March 29 , 2013

閑静な住宅街。 三方が道路に囲まれた土地。 開放感があり、圧迫感がなく何よりも日当たりがいい。 反面、道に面しているので、人通りが多く一目につきやすい。 「プライバシーを確保しながらも、外へとつながっていく。 三方道路地を大いに堪能する」をコンセプトにプランニングされた。 道からの出入り易さを、そのまま活用して、 外観ファサードに、車庫は中からつながる形として組み込んだ。 軒下、車庫の天井、壁へと木貼りで統一し、外観が一体化する。 内空間は、配置された中庭に向かい、中から外へとつながる工夫を提案。 ダイニングの壁をそのまま同じ素材で、 外壁に向かって左右に伸ばしてみる。 中と外が一面の壁でつながり、一体化する。 FIXのガラス面が その視線を遮る事もなく、 視覚的に、外へと広がる目線が外の景色をとらえる。 自然の色と質感をたっぷりと味わえるタイル貼り。 その色や質感、そしてたっぷりの光は、 人の心を充分に癒してくれる。 物理的に閉じているのに 感覚は閉じていない。 切り取られた外の空間に、いる感覚。 不思議な開放感が生まれた。 また、アクセントとして格子という和のモチーフも使い、 オリジナルの棚や造作家具に、自然に馴染むように合わせた。 床材 : 無垢フローリング(バーチ)貼 壁 : クロス貼 一部磁器質タイル貼(伊)